おまきざるの自由研究

好奇心の赴くままに

【英検準2級】中学生合格率は38%,取得者は公立中3年生の3.6%にすぎない

【スポンサーリンク】

英検準2級を取得している中学生はどのくらいいるのだろう?

うちには中学生の子どもがいます.今は英検準2級合格を目指して日々勉強しています.
【追記 2018年3月 英検準2級に合格しました!】

中学生で目標とする英検は何級でしょうか?

うちでは準2級です(でした).なんとか中学生のうちに準2級,高校生で準1級をとってくれればと思ってます(追記2018年4月7日:英検2級試験申し込みました).

 

ところで中学生にうちに英検準2級を取得している子はどれくらいいるのでしょう?

調べてみたら英検準2級を取得している中学生は決してそのへんに普通にいるわけじゃないことがわかりました.   

中学生の英検合格率

2013年度中学生の英検合格率・合格者数です[資料1](資料は最後をご覧ください).

2013年度中学生英検合格率(合格者数)
5級 89%(134,187)
4級 77%(238,631)
3級 60%(249,009)
準2級 38%(61,632)
2級 24%(7,811)
準1級 18%(898)
1級 15%(203)

英検準2級の難易度

英検準2級の目安は「高校中級程度」.中学生にとって英検準2級の難易度は「中学卒業程度」とされる英検3級に比べて格段に上がります.

このことは合格率・合格者数が如実に物語っています.

中学生の英検3級合格率は60%.

一方,準2級になると合格率は50%どころか40%を切ります.

3級の合格者は約25万人なのに,準2級は4分の1以下の約6万人.そもそも英検3級の受験者が約40万人なのに準2級は約16万人.3級の半分以下しか受験しない上,その中で準2級に合格するのは4割に満たないのです.

では英検準2級合格者は中学生でどれくらいいるのでしょうか? 

準2級合格者は中学生の1.7%

 2013年度準2級合格率は38%,合格者は61,632人

資料2によると2013年度の中学生数(1〜3学年合計)は353万6,182人

したがって2013年度中学生のうち,準2級合格者は全体の1.7%.

準2級合格者は中学生の実に1.7%にすぎないのです.

ちなみに1学級あたり生徒数は28.8人なので,1クラスの合格者数は0.48人.英検準2級合格者は2クラスに1人程度,となります.

英検の受験者(中・高・高専の合算だが)は年々増えています受験の状況 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会.その一方,中学生の生徒数は平成23年度から漸減しています文部科学統計要覧(平成27年版):文部科学省4中学校参照).つまり中学生英検準2級取得者は相対的に増えていると考えられます.

でも中学生全体からすれば,英検準2級取得者はまだまだ少ないのが現状と言ってさしつかえないでしょう.

一応触れておくと,中学生英検2級合格者は2013年度中学生のうちたったの0.2%となります.

 

公立中学3年生の準2級取得者は3.6%

英検準2級合格者が中学生の1.7%にすぎないとはいえ,これは単年度の試験の合格者です.中学3年以前に準2級に合格している生徒もいると思われますので,中学生の準2級取得者は1.7%を上回って当然でしょう.この点を検討します.



資料3によると,2015年における公立中の3年生生徒数は107万4,886 人.このうち英検3級以上を取得しているのは20万2,816人

上の表によると2013年度中学生の3級以上英検合格者は31万9,553人.
このうち,準2級合格者61,632人は19.2%を占めます.

このパーセンテージを①に当てはめれば,2015年における公立中学3年生における英検3級以上取得者のうちの英検準2級取得者数が推定されます.

20万2816人の19.2%は38,940人.これは2015年における公立中学3年生の3.6%

したがって,英検準2級取得者は公立中学3年生の3.6%と推定されました.

私立中学生の準2級取得者は不明(だが私立中学生徒数は全体の7%)

私立中学生徒の英検準2級取得者数はデータがないのでわかりません.

私立中なら準2級合格・取得者はもっと多いかもしれません.でも,英検への取り組み方は私学でも千差万別です.

うちの子(中3)が通っている中高一貫校はやっと今年から全員の英検受験を始めたばかり.準2級を持っている子はクラスに3人しかいないとのことです(それでも公立よりは多いかもしれません).

一方,私立中学生徒数は資料2によると24万9,419人.でもこれは全中学生の7%にすぎないのです.

公立生に比してより多くの私学生が英検準2級を取得していたとしても,それが中学生全体の指標になり得ないのは自明です.

まとめ

ここまで見たとおり,中学生による英検準2級合格・取得は決して普通とは言えません.仮に公立中学3年生1クラスの平均人数を30人とすれば,英検準2級取得者はクラスに1人くらいしかいないと推測されます.

もしかしたら難関私立中学にお子さんが通っている/親御さんが通っていたなら準2級をもっている子は普通なのかもしれません.

でも,普通という表現はそれぞれの方の観測範囲のマジョリティにすぎません.

 

観測範囲が変わればなにが普通かもかわります.中学生全体でみれば,英検準2級取得者はまだまだ数少ないのが普通なのです.

中学生のうちに準2級合格を目指しましょう

取得者が少ないとは言っても,普通の中学生だって英検準2級に合格できます.

うちの子は中3の1月に一次試験,3月に二次試験をクリアしました.

 

ある塾では複数の中学生が毎年英検準2級に合格しています.

普通の中学生でも英検準2級は合格できるから騙されたと思って頑張れ - ヘソで茶をわかす

そこでおススメされている教材はアルクのキクタン.

中でも単語の読み方にカタカナも書かれているこれがイチオシ.

 

中学生にとって最重要課題は何よりも単語アレルギーの解消.発音記号しか書いてない参考書だと,そもそも単語の読み方でつまづきかねません.

まず『キクタン 中学英単語』から始めるのは良策かと思います.

 

ご存じの通り2020年度から大学入試センター試験が廃止されて大学入学テストに切り替わり,英語には民間試験が導入されます.どの民間試験が導入されるかはまだ不明ですが,最有力候補は英検.

このエントリーの冒頭で述べたとおり,できれば高校生のうちに準1級までとってほしいと思ってます.

そのためにも中学生準2級取得はとても大切な目標なのです.
このエントリーがその一助になれば幸いです.


ではまた!

自分はヒアリングマラソンをやってました.ちょっと高いけどおすすめです.

 

中学生の目標を英検準2級にしているのは,高校生で2級・準1級の合格するためなのです.

資料

英検のHPでは受験データとして「受験の状況(http://www.eiken.or.jp/eiken/merit/situation/)」を公表しています.

しかしながら,ここで公表しているのは残念ながら中学・高校の受験生を合算したものだけです.なんと2014年以降詳細データは公表しなくなってます(データから見る英検準2級 | English Navi(http://english-navi.biz/eiken/pre2nd_data/).

◆2013年度中学生英検合格率・合格者数

小・中・高校生の英検合格率・合格者数については2013年度のものが見つかったので,これを用いました(つまりこれが最新で最終資料ということです)[資料1] http://www.abci.co.jp/2014/eiken-0501.html

◆2013年度中学生の生徒数

2013年度中学生の生徒数は,文科省による資料を用いました[資料2]文部科学統計要覧(平成25年度版):文部科学省.

◆2015年度公立中3年生の英検取得者

もうちょっと新しいデータとして,2015年度の公立中の英語教育実施状況調査を用いました[資料3]平成27年度公立中学校・中等教育学校(前期課程)における英語巨行く実施状況調査.

プライバシーポリシー/Copyright©2015-2018 おまきざるの自由研究 https://www.omakizaru.com