週刊バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン
このブログでは,これまでサンダーバード2号や第二次世界大戦傑作機コレクション,ロビなどのデアゴスティーニ製品を紹介してきました.
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サンダーバード2号は家のスペースとお小遣いが許すなら作ってみたいといまだに葛藤しています.傑作機コレクションは初回¥999の紫電改だけ買いました.
そして今回の週刊バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン.
週刊 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン | シリーズトップより
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(以下BTTF)でカギを握る車型タイムマシン,デロリアンを組み立てる新シリーズの登場です.
デロリアン
映画BTTFに登場するデロリアンとは,実在したデロリアン(De Lorean)社が唯一世に送り出した車,デロリアンDMC-12をベースにエメット・ブラウン博士(クリストファー・ロイド)が改造したタイムマシン.
そのデロリアン,搭載装置は映画Partによって異なります.
画像は,大阪USJの今は亡きアトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー®・ザ・ライド」(あまりの激しい動作に家族全員ダウンしたという,今となっては微笑ましくも忌々しい想い出が.本当にありがとうございました.E.T.復活してくれー)乗車記念に購入した1/24スケール ダイキャストミニカー デロリアンです.便宜的に左からBTTF Part1,Part2,Part3とします.
●BTTF Part1は1955年にタイムスリップする話.デロリアンには裁判所の時計台への落雷による電力を利用するためのフック付きポールが付属.また後部ボンネットにはタイムトラベル用原子炉の燃料となる円筒形プルトニウム投入口があります.
●BTTF Part2,3では後部ボンネットに円筒状の出っ張りが見えます.これはミスター・フュージョンと呼ばれる生ゴミ処理機&核融合機.「ドクが2015年へタイムトラベルした際、原子炉の代わりに取付けた装置。生ゴミ等を投入すると、それを原子レベルにまで分解、核(融合)反応を発生させる。2015年では一般家庭向けの電源はとして販売されているようである。(デロリアン (タイムマシン) - Wikipedia)」とのこと.
●さらにBTTF Part3では前部ボンネット上に真空管等を用いた「落雷でショートしたタイムサーキット制御用の日本製マイクロチップに代わる新しい装置(デロリアン (タイムマシン) - Wikipedia)」が再現されています.
ただ,やっかいなのはミスター・フュージョンはBTTF Part1のラスト1:50:40あたりで生ゴミを投入するシーンとラストで空を飛ぶホバー・コンバージョンがすでに登場すること.
ではデアゴスティーニの『週刊バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン』が再現してるデロリアンはどれに当たるのでしょう?
デアゴスティーニ『週刊バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン』は映画のどのタイプか?
どうやらラストまで含めたBTTF Part1に登場したデロリアンですね(画像はhttp://deagostini.jp/del/より引用).
BTTF Part1デロリアン最大の特徴は前述した通りプルトニウム使用タイムトラベル原子炉.その投入口がきっちり再現されています(画像の中央黄色い部分)
また,映画TBBF Part1のラストシーンの通り飛行形態用ギミックを再現.
これまた映画BTTF Part1のラストに登場したミスター・フュージョンも再現できます.
その他細かいギミックが多数.
・サイドウィンドウ上げ下げ可
・ダッシュボード計器類点灯
・ブレーキペダル踏み込みでリアブレーキランプ点灯
・シート可倒
・コンソール上スイッチボックスにてライト類制御
・無論,ガルウイング開閉可
そんなギミックの中でなにげに大事なのがこれ.フラックス・キャパシター
フラックス・キャパシターだと何のことやらわかりませんが,日本語では次元転移装置.タイムトラベルの心臓部で,この装置の作動に必要なのが1.21ジゴワット(jigowatt)の電力.
この項冒頭で引用したデアゴスティーニが"タイムトラベル機構"と呼ぶメカはあくまで電力供給のためのメカにすぎません.最も重要なのはフラックス・キャパシターなのです.
そして次元転移装置を制御するのがタイムサーキット.
どうやらシールを貼るようですね(^^;).もうちょっと丁寧に仕上げた画像にすればよかったのに・・・
何はともあれ,おっさんにとって実にたまらない構成なのは間違いないのです.
サイズは?
ギミックに加え,何より圧巻なのがそのサイズ.
なんと全長52.7cm.
全長52.7cm,全幅23.2cmと言われてもすぐにピンとこないかもしれません.
ちなみに1/24サイズミニカーを縦に並べるとこうなります.
ほぼ27インチディスプレイの横幅くらい.測ったら54cmほどでした.
3台並べた全幅は約25cm.
デアゴスティーニのデロリアンは1/8スケール.当然ですが,1/24ミニカー9台分の平面スペースに相当します.この置き場が確保できるご家庭じゃないとそもそも買えないという・・・(だからサンダーバード2号もry)
重量は?
全長52.7cm,全幅23.2cm,そして高さ14.3cm,ガルウイング全回時24.5cmは,日本の住宅事情をまったく考慮しないサイズです.そして,なぜか「よくあるご質問」(週刊 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン | よくあるご質問)をわざわざ探さないと書いてないのがその重量.
ちなみに1/24ミニカーは実測値345gですが・・・
デアゴのデロリアンはなんと約8.4kg(変更になる可能性もあるとのこと).1/24ミニカー約24台分に相当します.
それもそのはずで「主要部がダイキャスト合金製」とデアゴのHPにちゃんと書いてあります.もはやでかいプラモどころではなく,妙な表現だけど超巨大ミニカーと呼ぶべき代物.
個人的には完成品重量はとても重要なアピールポイントなので大きく表示すれば良いと思うけど,FAQにひっそり書かれていることから察するに,売れ行き次第で主要パーツをコストダウンする可能性もあるんでしょうね.そうならないことを祈ります.
全130号の総額は?
気を取り直して全130号はいくらかかるのか,総額を計算しましょう.
・創刊号は特別価格499円(税込み)
・以降は特別価格1,790円(税込み)
・マガジン保存用のバインダーは1冊で20回分を保存可能.特価期間(2017年8月末まで)のみ699円(税込み)、それ以降は1,328円(税込み)
・全130号の予定
・全期間分7冊のバインダーを特価期間中に購入
(1×499)+(129×1,790)+(7×699)
=499+230,910+4,893=23万6,302円也 え,ちょっと待ってよ・・・
これは週刊「サンダーバード2号&救助メカ」の15万3,792円,隔週刊「第二次世界大戦傑作機コレクション」の16万1,637円を遙かに上回る結果となりました!
この手のイチから作るものは一度始めたが最後,完成するまでやめられません.ちなみに1年を52週で計算すると130÷52=2.5.2017年1月31日開始したとして,少なくとも完成まで2年半の歳月(2019年8月頃まで)を要します.
言い方を替えれば毎週2,000円弱で130週楽しめるのですよ.1日当たり約286円.
あちこちのレビュー記事を見るとものすごく完成度高そうです.23万円と考えず,1日286円と思えば決して高くは・・・・いや,この金額を高いと思うか安いと思うかはあなた次第.ご利用は計画的に.
ではまた!