おまきざるの自由研究

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英語の11はsnake eyesという忌み数と知った

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『英語で言えない表現「11番目の」と「何番目ですか?」』より

先日、 id:wattoさんのこの記事がホットエントリー総合に入っていました。  

www.watto.nagoya

英語には「11番目」に対応する語はない、とのことで記事はフランス語では、ドイツ語、オランダ語、そして日本語・韓国語へと展開していきました。

文末にははてなブックマークによる指摘が追記してあり、11番目は"undenary"とのことです。

記事の受け売りですが、英語の10番目は"denary"、12番目が"duodenary"です。"undenary"の"un"は接頭辞。

接頭辞un-の意味は、

ラテン語in-が由来、in-はnot「否定」を意味します。(接頭辞 un- の意味 - Gogengo! - 英単語は語源でたのしく

とのこと。"denary"じゃないよ、ということになるのかなと思われます。 

うだうだ言っててもしかたないので、とりあえず英英辞典で"undenary"を引いてみました。

結果はこうです。

オンラインのOxford Learner's Dictionaries などでも引いてみましたが、ことごとくなし。

やっと見つかったのがこれです。

undenary

Adjective

(not comparable)

  1. In base (radix) eleven.

"undenary"というwordはどの辞典にも載っているわけではないことがわかりました。

英語には日本語の「11番目」を指す"undenary"というwordはあるけれど、一般的には用いられない、だから"undenary"はいくつかの辞書にはそもそも載せられていないのかもしれません。

さて、ではなぜ"undenary"がこんな扱いを受けるのか、という素朴な疑問が湧いてきます。

その答えになるかどうかはさておき、調べてみたら英語の11は実は忌み数になっていました。

忌み数とは?

忌み数(いみかず)、英語では"unlucky number"、"The number of taboo"(Google翻訳より) 。

Wikipediaにはこうありました。 

忌み数(いみかず)とは、不吉であるとして忌避されるである。単なる迷信とされる場合もあるが、社会的に定着すると心理面、文化面で少なくない影響を及ぼす。同じ数でも、文化や考え方などによって忌み数とされる場合もあれば吉数とされる場合もある。(忌み数 - Wikipedia

11については以下の通り。

英語では、11や111のピンゾロがsnake eyes (蛇の目)と見なされ、忌み数とされ、獣の数字666よりも11や111が嫌われるようになった。また、1階では、110号室の隣を112号室とすることがある。それに対し、ヨーロッパの建物は、地上階(G階、もしくは0階)の上が2階になり、1階を作らないこともある。

 他に記載されていたのは

  • 3(ベトナム)
  • 4(漢字文化圏)
  • 5(中国)
  • 6(日本?)
  • 9(日本、韓国)
  • 13(西洋)
  • 14(中国語)
  • 17(イタリア)
  • 19(日本)
  • 42(日本)
  • 49(日本)
  • 666(新約聖書『ヨハネの黙示録』より)
  • 9413(広東語)
  • 0888 888 888(ブルガリア)

それぞれの忌み数の内容はWikiにあたってください。中には都市伝説みたいなのも含まれてますが、近所の病院の診察室はなぜか2番・3番・5番・6番しかありません。もしかしたら1はsnake eyes(と言っても1だけなのでsnake eye)、4は漢字文化圏を意識しているのかもしれません。

さて、英語の11はsnake eyesと見なされる忌み数なので一般的に"undenary"は用いられない、のかもしれません。ただし、11が忌み数というのはともかく、なぜ「11番目」なのか?という疑問が解消されたわけではありませんが。

蛇についてはこんな文献がありました。
門池真菜, 2014 文学作品からみる蛇に対するイメージの変化ー他宗教からの影響ー

文献によると、古代アニミズムにおけるヘビは信仰の対象とされていたけれど、西洋では「悪魔の化身、邪悪、他者を誘惑する等といったイメージ」、また「多神教のシンボルとして退治、排除される傾向が強」かったとのことです(「」はそのまま引用)。我々は、結局のところ宗教が言葉に与える影響の大きさから免れることはできないのでしょうね。

 id:wattoさん、楽しい話題をありがとうございました。ではまた。

11人いる! (小学館文庫)

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